女子コンバインド予選、野中生萌3位、野口啓代4位で予選通過

文=北山 真 写真=IFSC

2021年8月4日、東京五輪のスポーツクライミング・コンバインド女子予選が青海アーバンスポーツで行われた。

一種目目スピードでは、野中7秒55、野口8秒23、ともに自己ベストを更新。幸先良いスタートとなった。1位はポーランドのアレクサンドラ・ミロソワフで6秒97。

2種目目ボルダリングでは、得意種目のはずの野中がまさかの1完登2ゾーン、しかしトライ数が少なく8位につけた。野口は持ち前の課題の読解力、そしてクリンプの強さを発揮、3完登で3位となった。ヤーニャ・ガーンブレットが全課題一撃で1位。

ボルダリングの野中生萌

3種目目リード。スタート5mからいきなり強傾斜となり、ハリボテの先端にホールドがつけられたものが多くさらに傾斜を強くしている。ここで、意外にもと言っては失礼だが野中が大健闘、3位となり、総合でも3位。野口は6位となったが総合4位。両名とも余裕の予選通過となった。リードの1位は韓国のソ・チェヒョン、しばらく国際大会から遠ざかっていたが、この大一番にフォーカスしていたものと思われる。

リードの野口啓代

リザルト(決勝進出は8名)

      S B L
1 ヤーニャ・ガーンブレット SLO 14 1 4
2 ソ・チェヒョン KRO 17 5 1
3 野中生萌 JPN 4 8 3
4 野口啓代 JPN 9 3 6
5 ブルック・ラブトゥ USA 12 2 8
6 ジェシカ・ピルツ AUT 11 9 2
7 アレクサンドラ・ミロスワフ POL 1 20 19
8 アヌク・ジュベール FRA 2 13 15

 

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