ワールドカップ最終戦、韓国ソウル
安楽宙斗優勝、森秋彩2位

文=北山真 写真=IFSC

リード競技

リード競技は10月5日、6日に行われた。

日本人男子は11名全員が予選通過、決勝にも5名が進んだ。地元の圧倒的声援を得てイ・ドヒョンが大健闘。しかし安楽宙斗が同高度となり、カウントバックで安楽の優勝となった。年間チャンピオンは今回不参加のトビー・ロバーツ、2位小俣史温、3位サム・アベズーだった。

日本人女子は7名が参加、5名が準決勝に進んだが決勝に達したのは森秋彩のみであった。女子決勝は手数が多いルートとなり、最終的に上位3名は全員タイムアウト。ジェシカ・ピルツが優勝、森は2位となった。年間チャンピオンはジェシカ・ピルツ、2位ソ・チェヒョン、3位ヤーニャ・ガーンブレットだった。


リードで優勝、年間チャンピオンとなったジェシカ・ピルツ

ボルダー競技

ボルダーはリードに先立ち、10月2日、3日に行われた。

日本人男子は9名が参加、6名が準決勝に進んだが、決勝へは天笠楓太と楢﨑明智の2名のみだった。天笠は完登こそなかったが、全課題でゾーンを獲得、3位入賞した。年間ランキングでは日本人が大活躍。1位安楽、2位楢﨑明智、3位楢﨑智亜、4位天笠と上位を独占した。

日本人女子は7名が参加、6名が準決勝に進んだものの、決勝へは野中生萌のみだった。野中は決勝で2課題を完登したが、アテンプト数によって5位となった。年間チャンピオンはナタリア・グロスマン、2位オシアナ・マッケンジー、そして3位にはみごと中村真緒が入賞した。

ボルダー年間3位となった中村真緒

リード男子

1 安楽宙斗(JPN) 45+
2 イ・ドヒョン(KOR) 45+
3 小俣 史温(JPN) 35
4 ポール・ジョンフト(FRA) 34+
5 サム・アベズー(FRA) 34+
6 緒方良行(JPN) 32+
7 今泉結太(JPN) 26+
8 本間大晴(JPN) 23
– –     
9 百合草碧皇  
10 吉田智音  
11 村下善乙  
12 田中修太  
18 石津元崇  
21 樋口純裕  

リード女子

1 ジェシカ・ピルツ(AUT) 48
2 森 秋彩(JPN) 46
3 アニー・サンダース(USA) 45
4 ソ・チェヒョン(KOR) 44+
5 エリン・マクニース(GBR) 43
6 ロッサ・レーカル(SLO) 39
7 ツァン・ユートン(CHN) 30+
8 ルオ・ジールゥ(CHN) 30
– –     
10 小武芽生  
11 高尾知那  
18 谷井菜月  
20 伊藤ふたば  
28 小田菜摘  
30 中村真緒  

ボルダー男子

1 イ・ドヒョン(KOR) 2T4z 4 4
2 マキシミリアン・ミルン(GBR) 2T4z 4 5
3 天笠颯太(JPN) 0T4z 0 7
4 ダヤン・アクター(GBR) 0T3z 0 4
5 チョン・ジョンウォン(KOR) 0T3z 0 5
6 楢﨑明智(JPN) 0T3z 0 7
– –     
9 通谷 律  
10 楢﨑智亜  
14 安楽宙斗  
19 藤脇祐二  
23 緒方良行  
29 山田航大  
35 吉田智音  

ボルダー女子

1 アニー・サンダース(USA) 3T4z 7 13
2 ゼリア・アベズー(FRA) 3T4z 9 7
3 エリン・マクニース(GBR) 2T4z 4 5
4 ナタリア・グロスマン(USA) 2T4z 5 5
5 野中生萌(JPN) 2T4z 9 8
6 アガト・キャリエット(FRA) 0T3z 0 10
– –     
8 森 秋彩  
9 伊藤ふたば  
10 中村真緒  
11 松藤藍夢  
12 関川愛音  
27 石井未来  

 

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