ボルダリングジャパンカップ2015全課題解説(6)

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写真①:女子第三課題 中間部
写真②:女子第三課題 最終パート


一見、正解のシークエンスが読みにくい課題。正解はダイノだったようだが、抜け道的なヒールフックで解決した選手もおり、セッターチームはもう少し練る必要があったのではないだろうか。ムーブ数が限られているボルダリングにおいては、同じムーブで誰が一番強いのかを見たいのである。ダイノからは一転、力を要するマントルといった内容で、終了点にポケットが使われていたことで緊張感のある課題になっていた。

 

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写真①:女子第四課題 全景
写真②:女子第四課題 中間部のクラック
写真③:女子第四課題 上部

スタート直後に設置されていたクラック状のハリボテが異彩を放っていた課題。クラックの中に付けられたクリンプに、左手でどのように入るかがこの課題のキーとなっていた。上部はクラックへのフットジャムを駆使し登っていくのだが、フットジャムを解除してフットホールドにシフトチェンジした瞬間に、保持しているハンドホールドの悪さに気づき、フットジャムのありがたさを課題の中で知ったことだろう。手数的にも登りごたえのある課題だった。

>>ファイナル男子はスラブ課題からスタート