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アダム・オンドラ、ボスニアで9a+/bを初登
文=北山 真
世界選手権終了後、アダム・オンドラはボスニアを訪れた。まずはバニヤルカ近郊のKanjon Tjesnoエリアでオーストリアのペーター・シュワンベルガーが設定したルートを完登、Interklemezzo 9a 5.14dとした。それまでのボスニアの最高グレード8a+をいきなり5段階引き上げた。続いて同じ壁の左端に自らボルト打ちラインを2日間かけて設定、2日間のトライで完登し、Highline 9a+/b 5.15a/bとした。出だしは薄かぶりでポケットのダイナミックムーブ、中間部で垂壁になってからが核心で、テクニカルなムーブが終了点まで連続する。これまでで初登したルートのなかでも特別に素晴らしいとオンドラは語った。
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クロアチアで、多くのギャラリーの前で初登するオンドラ
続いてクロアチアを訪れたオンドラは、350mのマルチピッチSpomin 8cを全ピッチオンサイト(8c=1ピッチ、8b+=1ピッチ、8a+=2ピッチを含む)。Markezina Geda エリアでは多くのギャラリーが見つめるなかでDioklecijan 8c+/9aを初登。「クラニには出られれなかったけど、こちらもまるでコンペ会場で登っているかのような大騒ぎだったよ」
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Spomin 8c があるBrid Klinaの壁
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