- 動画
- スピード
- ニュースカテゴリ
- ルート
- ボルダリング
- コンペ
【動画紹介】アダム・オンドラ『The Road to Tokyo』
9月6日(木)からオーストリア インスブルックで開催されるIFSCクライミング世界選手権に先駆け、アダム・オンドラによる『The Road to Tokyo』というタイトルの動画が公開された。
動画の中でアダム・オンドラはオリンピックの各種目の紹介をおこなっているほか、以下のようなコメントも述べている。
“The Olympic is a challenge I want to accept absolutely. ”
オリンピックは、間違いなく私が受け入れたいチャレンジのひとつです。
“For me, the biggest personal challenge is that, the first time in my life, I will have to train something that I hate. ”
私にとって、最大の個人的チャレンジは、私の人生で初めて、(スピード種目という)私が嫌いななにかのためのトレーニングをしなければならないということです。”
“I’m not very happy about the format chosen by the climbing federation, but that’s what we get, and I hope it’s a kind of stepping stone for the future Olympics, and hopefully all three disciplines will be included separately. ”
私は(複合という)クライミング連盟によって選ばれた競技形式をあまり好ましく思っていませんが、これが将来のオリンピックに向けた足がかりとなって、(リード、ボルダリング、スピードの)3種目すべてが個別の種目としてオリンピック種目に含まれるようになることを期待しています。
(日本語は編集部訳、括弧内は編集部が追記)
アダムは、2016年のEpic TVでのインタビューで「不自然な、どこにいっても同じルートで明けても暮れてもトレーニングする(スピード種目の)姿は、本来のクライミングとは大きく異なっている」「クライミングフィロソフィーと相容れないスピードを入れた3種複合など話にならない」「2020年のオリンピックに参加するか、それともボイコットするかは思案中だ」と述べていたが、今回のコメントから、東京オリンピックでの競技形式に対しては引き続き不満を抱えながらも、今回の決定を受け入れ、オリンピックに挑戦していこうという強い意志が伺える。
2年後の東京オリンピックの前哨戦となる今回の世界選手権、アダムがどんな活躍をするのか注目したい。
関連リンク
- 「垂直のトライアスロン」 オリンピック競技としてのクライミングの未来
- 北山真にきく!世界選手権をより楽しむためのQ&A!
- IFSCクライミング世界選手権、9月6日(木)よりオーストリア インスブルックにて開催!