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安藤真也、不動の拳 5.12bを第5登
11月21日、安藤真也が国内最難のワイド(ボルダーを除く)、瑞牆山・不動沢の不動の拳(5.12b)をレッドポイントした。山岸尚将、増本亮、佐藤裕介、岡田康に続く第5登。
「クラック経験が浅い自分には時期尚早だと思いましたが、友人(北平友哉氏)のビレイで訪れ初めて不動の拳を見上げた時、登りたい衝動を抑えることは出来ませんでした。
まずスラブからルーフクラックに乗り移るのが第1核心となりました。ここはリーチ差で難易度がかなり変わると思います。そしてルーフからワイドに切り替わるところからが最大の核心であり、このクラックの醍醐味です。染み出しや結露のひどい日が続きましたが、登れた日は岩のコンディションが良好だった事も完登に繋がったと思います。そしてワイドパートのアドバイスやセッション効果があったからこそ完登できたと思います。
北平氏には感謝しています。5日間でトータル10トライ以上はしていると思います。回収も含め1トライするだけで酸欠や吐き気で暫く動けなくなるくらいです。これまでに経験した事のない全身の疲労感が次第にモチベーションになり、遠いアプローチもこなせたと思います。
グレードに関してはクラック経験が浅く正直わかりません。しかし最初から最後まで厳しいムーブの連続なので、5.12bでは収まらないのではと思います。」