ボルダリングWC最終戦インスブルック、男子年間ランキングは日本人が上位独占

初優勝したコリン・ダフィー

文＝北山真　写真＝IFSC

2022年6月23日、ボルダリングワールドカップ最終戦男子準決勝、決勝が行われ（女子は24日）、優勝はアメリカのコリン・ダフィー（18）、2位は韓国のリ―・ドンヒュン（19）、3位は緒方良行だった。決勝第３課題がポイントで、形状を見ると普通マントリングから遠い極小ホールドを取るように見えるが、実は一気に足を上げるのが正解ムーブであった。これに気付いた3名が完登した。

年間チャンピオンはシリーズ全6戦で2位、3位、2位、1位、5位、3位とコンスタントに成績を上げた緒方良行、2位が楢﨑智亜、3位藤井快と日本人が上位を独占した。

年間表彰

BWC最終戦インスブルック男子

1	コリン・ダフィー	USA	3t4z 12 9
2	リー・ドンヒュン	KOR	2t4z 10 12
3	緒方良行	JPN	2t4z 10 14
4	チョン・ジョンウォン	KOR	2t3z 2 3
5	藤井快	JPN	2t3z 3 4
6	ヤニック・フロヘー	GER	2t3z 7 7
—
7	楢﨑智亜
10	髙田知尭
15	川又玲瑛
17	山口賢人
21	吉田智音
23	土肥圭太

BWC2022年間成績

1	緒方良行	JPN	3990
2	楢﨑智亜	JPN	3405
3	藤井快	JPN	3110
4	ヤニック・フロヘー	GER	2475
5	メジディ・シャルク	FRA	2294
6	マキシミリアン・ミルン	GBR	2215
7	リー・ドンヒュン	KOR	2128.5
8	コリン・ダフィー	USA	1976
9	チョン・ジョンウォン	KOR	1957.5
10	川又玲瑛	JPN	1774.5