ミカエラ・キルシュ、シウラナでLa Rambla(9a+)再登

planetmountain.com
訳=羽鎌田学

米国人クライマー、ミカエラ・キルシュが、スペイン、シウラナでクライミング史上初の9a+/5.15aルート、La Ramblaを登った。28歳の彼女は、2017年のマーゴ・ヘイズ、2022年のソ・チェヒョンに続き、このクラシックなテストピース的ルートの再登に成功した3人目の女性クライマーとなった。

 
 
 
 
 
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ミカエラ・キルシュは、世界で最も有名な9a+ルートとなっているスペインはカタルーニャ地方シウラナにあるLa Ramblaを再登し、当然の如く大満足しているようだ。1994年生まれのクライミングコーチ兼作業療法士である彼女は、今年年明け早々にトライを始め、1月29日にこのルートを終了点まで登り切った。

まさにミカエラが生まれた1994年にドイツ人クライマー、アレクサンダー・フーバーが壁の4分の3の高さにあるポケットを終了点として暫定的に設定し、その後2003年にラモン・ジュリアン・プッチブランカが壁の最上部まで延長し初登したこの非常に美しい典型的なスタミナルートは、過去30年弱の間に数ある9a+ルートの中で最も熱望される一本となった。2017年にはミカエラと同じ米国出身のマーゴ・ヘイズが同ルートの再登に成功し、彼女は世界で初めて9a+を登った女性クライマーとなった。また、2022年11月には韓国出身の19歳のソ・チェヒョンが同ルートを再登した2人目の女性クライマーとなった。

La Ramblaは、キルシュにとって初めての9a+ルートとなった。2021年9月にはカナダ、スコーミッシュで初の9aルート、Dreamcatcherを登り、また2022年5月にはスイス、マジックウッドで8B+のボルダー課題であるNew Base Lineを登っている。

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