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セブ・ブアン、Move 5.15b/cを第2登

2019年6月20日

文=セブ・ブアン 訳=羽鎌田学 写真= ラファエル・フォロー

昨日(6月17日)、ついにノルウェーのフラタンゲルにあるMove(9b/+ 5.15b/c)のレッドポイントに成功した。

このルートに初めて手をつけてから今日まで、なんと長い道のりだったことか。アダム・オンドラが2013年にこのルートを初登した時に私は彼をビレーしていたが、今度は自分が登る番だった。実際に私がこのルートに初めてトライしたのは2016年。翌2017年にも、やはりトライに出かけた。これほどまでに長い間、このルートは絶対に登ることができるのだと信じていた自分は、ひょっとしたらちょっと頭がおかしいのかもしれない。いずれにしても、ついに本当に登れたのだ。

完登までにノルウェーには5回、足を運んだことになる。それぞれの滞在期間は2週間〜3週間。そのうちの4回は、ひとりで出かけた。ひとりでフランスを出発して、岩場でクライミング・パートナーを見つけようとしたのだったが、それはメンタル的にはちょっときつかったのが本音だ。ツアーの間中、完登へのプレッシャーにひとりで耐えなくてはならなかったからだし、そもそも一緒に登るパートナーが見つかるのかもわからなかったからだ。でもそれは同時に、新たな人々との出会いと、そんな彼らと情熱と感動を共有できる素晴らしい機会でもあった。

完登に至る長い道のりの間に、私は多くのことを学ぶことができた。自分自身について、怪我について、プレッシャーについて、そしてクライミングというものについて。もちろん人生についてもだ。そして最後には、ケーキの上に飾り付けのチェリーを添えるようにルートを完登でき、全てが最高の出来栄えとなった。

Moveは世界最難ルートのうちの1本だ。しかしそれがこのルートを登ろうとした動機ではなかった。私がこのルートを選んだのは、それが途方もなく素晴らしい、ハードで美しいラインだったからだ。それに私は触発されたのだ。グレードについてだが、私が登ったルートの中で最も難しいルートであることは確かだ。ただ私はまだ9b+にグレーディングされたルートは登ったことはない。だから、易しめの9b+か、極めて難しい9bということになるかもしれない。初登当時アダムは9b+ではと考えていたが、必ずしも自分のクライミングスタイルにあったルートでもなかったということで、9b/+としたと言う。私としては、やはり9b/+が妥当ではないかと思う。続く再登者たちの判断を伺いたい。

さて今は、次なる目標を探す時なのだが…。おやっ、右にある1本が面白そうだぞ!! おっと、例のSilenceか…。

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