12月6日から8日にかけて、公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会主催による「スポーツクライミング日本代表強化合宿」が開催された。
6日はメディカル・チェック、7日はグループ・トレーニング、そして8日はスピード・ボルダリング・リードの3種目を同日にこなすオリンピック・フォーマットで、コンペ形式による練習が報道陣に公開された。 テレビ局8社が見守る公開練習に参加した日本代表選手は、男子は緒方良行、楢﨑智亜、楢﨑明智、渡部桂太。女子は伊藤ふたば、谷井菜月、野口啓代、野中生萌、森 秋彩。
ここにオーストリア代表選手5名、フランス代表選手8名が加わり、3種目を競い合った。 一日の様子を写真で紹介する。
今回の合宿で最も注目されていたのがスピード競技だ。男子が5秒台、女子が7秒台という世界トップの記録に、日本代表選手はどのくらい近づいているのだろうか。
スピード競技を前にウォーミングアップをする日本代表チーム。これまで、あまり見ることのなかった光景だ。
勝ち抜き方式で勝敗を決めるスピード競技。楢﨑智亜、楢﨑明智、野口啓代がスピード壁に同時に取り付く。
楢﨑智亜・明智兄弟のムーブに注目。両手両足が完全にシンクロしている。
どこまでいってもシンクロしたムーブは、まったく同じホールドの設計であるとはいえ、さすが兄弟?
男子決勝はフランス代表のミカエル・マウム(左)vsマニュエル・コルヌ。去年のパリ世界選手権ボルダリングでは、それぞれ4位と3位に入賞している。ちなみに同大会のコンバインドで、コルヌはショーン・マッコールに続いて2位に入っていた。勝ったのはどっちだ?
結果はふたりの表情がすべてを物語っている。感情豊かなマウムの残念そうな顔、この日の自己最高タイム(7秒47)を出して喜ぶコルヌ。
森秋彩(左)と伊藤ふたば。スピード競技では身長差の影響は決して小さくない。
野中生萌(左)と野口啓代。スピード壁でのツーショットは珍しい?
スピードの女王、アノック・ジュベール(左)を追う伊藤ふたば。
8秒台をマークして優勝したアノック・ジュベール。ワールドカップ・女子スピード部門で年間1位というスペシャリストの貫禄を見せた。
スピード競技の勝者、アノック・ジュベール(左)とマニュ・コルヌ。
さて、続くボルダリングとリードの実力はいかに?
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