【ボルダリング・リード編】スポーツクライミング日本代表強化合宿レポート!

大会
2017.12.31
写真・文=萩原浩司(CLIMBING-net編集長) 協力=(公社)日本山岳・スポーツクライミング協会

スピード編はこちら→【スピード編】スポーツクライミング日本代表強化合宿レポート!

 

日本代表強化合宿のボルダリング種目は、会場をクライミングジム・マーブーに移して行なわれた。会場に入る楢崎兄弟。

ジム内にはアイソレーションルームが設けられ、コンペ・スタイルで4つの課題をベルトコンベア式で登るようになっている 。

コーディネーション系の第3課題にトライする伊藤ふたば。

第2課題をほぼ同時に完登した楢崎智亜と野中生萌。

狭いジムのなかで、8台のテレビカメラが代表選手の登りを追いかけた。ボルダリング種目はワールドカップ上位常連メンバーにとって取りこぼしの少ない内容だったが、スピードのスペシャリスト、アノック・ジュベールには少々厳しかったようだ。

ボルダリング種目終了後、会場をモリパーク アウトドアヴィレッジに戻して最後の種目、リード競技が行なわれた。 

オブザベーションをする伊藤ふたば、野口啓代、野中生萌(右から)

小雨が降るなか、オブザベーションする森 秋彩、谷井菜月(右から)

この日、3種目目となるリード部門で、軽々と完登した森秋彩。

同じく貫禄の完登を見せてくれた野口啓代。

周囲が闇につつまれると壁全体がライトアップされた。途中から雨が降り出すあいにくの天気のなか、選手たちは指がこごえるのを我慢して登り続けていた。

スピードの女王、アノック・ジュベールとマニュ・コルヌが登る。ジュベールはこの数手先で落ちた。

伊藤ふたばと楢崎智亜。ふたりとも安定した登りで完登した。

合宿を終えてからのコメント

【楢崎智亜】
スピードの決勝でミスが出てしまったのが残念。壁を蹴るパートの部分で滑ってしまった。とはいえ、スピードに関して言えば現在、7秒前半を狙って出せる力はある。今後、6秒台を目指すつもり。そして来年は世界選手権の年。プレッシャーは感じるが、当然、1位をめざします。

【野口啓代】
コンバインでの合宿は初めてで、フレンドリーなフランス、オーストリアのクライマーたちとともに登れて楽しかった。スピード競技については下半身をもっとしっかり作ることが大切だということがわかった。来シーズンは世界選手権に向けてがんばります。

【野中生萌】
スピードに関していえば現在、9秒台を出すことができる。大きな動きは得意なほうなので、ミスしないように気をつければ8秒台に届くと思う。来年の世界選手権、ボルダリングでは確実に勝てる力をつけていきたい。

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